サービス付き高齢者向け住宅で悠々自適の生活を
老人ホームの中でも比較的自由な施設がサービス付き高齢者向け住宅です。サービス付き高齢者住宅はその施設によっても異なりますが、自立した生活を前提としており、賃貸住宅のような所や談話をすることができる共用スペースがあったり、カラオケや麻雀卓などといった設備が充実している施設もあります。また、誕生日会やお花見、クリスマス会など季節ごとにイベントを行っている施設や旅行などの企画などを催している施設など様々です。
しかし、サービス付き高齢者住宅へ入居をするということは今まで生活をしてきた自宅を離れるという事になってしまいます。生活が変わるということは、当然メリットやデメリットが生じてしまいます。そのことを踏まえた上でどこに入居するかを決めなくてはなりません。
ではメリットから説明していきたいと思います。サービス付き高齢者向け住宅は介護付有料老人ホームや特別養護老人ホームと違い、要介護度の低い人が入居することのできる老人ホームです。したがって、自由に動くことができる入居者が多いため、施設への出入りが自由だったり、居室内にお風呂を用意し、いつでも入浴できるようになっていることから、他の施設よりも自由なのが最大のメリットと言えます。
また、「高齢者住まい法」により、入居者の同意なく、事業者から一方的に契約を解除できない決まりがあります。つまり、追い出される心配がないことから、安心して暮らすことができるという事です。また、サービス付き高齢者向け住宅は最近多く増設されているので選択の幅が広がり、自分が理想とする施設への入居を考えることができるようになってきました。
では反対にデメリットはあるのでしょうか。サービス付き高齢者向け住宅のデメリットは、メリットの裏返しでもあります。先程書いたように、サービス付き高齢者向け住宅は自由度が高く、好きなことをして過ごすことができますが、介護度の高い人に入居が難しくなってしまいます。
また、入居時には自立していたとしても入居後に介護が必要になってしまった場合には退去しなくてはいけなくなってしまいます。なぜなら、医師や看護師が常駐している訳ではないので、もし具合が悪くなってしまったり、怪我をしてしまっても、病院へは自分で行かなければいけません。安否確認をしてもらうことは出来ますが、施設によっては職員が常駐していない為、緊急通報システムなどによって、外部の警備会社などの協力会社に繋がることも多いようです。安否確認をきちんとして欲しい人にとってはデメリットとなるのではないでしょうか。